札幌市中央区の円山動物園の敷地内で11月12日、クマ1頭が箱わなにかかり駆除されました。
連日、付近で出没していた個体とみられています。
「(午前)2時半ぐらいかな、寝る前にちょっとなんか不安だったんで窓から見たら、そこに足跡が」(住人の男性)
そのとき男性が撮影した画像です。
札幌市中央区円山西町の住宅の周りに幅11センチほどのクマの足跡が残されていました。
「足跡は住宅の庭の中を通って玄関のすぐそばまで残されています。そして道路をわたった先まで続いています」(熊坂友紀子記者)
「いやあ、びっくりしました。まさかと思ったんで」(男性の娘)
「いやだ、だってさ、前はさ、木登って遊べたけどさ、今はブランコもできない」(男性の孫)
事態が動いたのは午前11時半ごろでした。
「円山動物園に設置された箱わなにクマ1頭がかかり駆除されました。連日出没していたクマと同一個体とみられています」(熊坂友紀子記者)
円山動物園やその周辺でクマの出没が相次ぎ、札幌市は10日に動物園の敷地に箱わなを設置。
クマはその箱わなにかかっていました。
体長約1.1メートルのオスで、足の幅は11センチ。
大きさなどの特徴から札幌市は出没を繰り返していた個体とみています。
「そうですか、よかったです、今さっきですか」
「また出ると思う。食べ物が山にないから命かけてでもおりてくる」(いずれも付近の住民)
札幌市によりますと12日未明に見つかったクマの足跡をたどると円山動物園のフェンスに続いていました。
円山公園は11日から2週間の予定で全面閉鎖していますが、解除のめどはまだ立っていません。