アメリカ・ホワイトハウスの報道官は、イギリスの公共放送「BBC」がトランプ大統領の演説を恣意的に編集したとされる問題について「深い懸念を抱いている」と述べ、BBC側に謝罪などの対応を促しました。
レビット報道官:
大統領は、BBCは残念ながらイギリスの納税者によって運営されている左派のプロパガンダ機関であると明確に述べ、イギリスや(偉大な)国民にとって非常に残念なことだと考えている。
レビット報道官は12日、「大統領の演説を意図的に不誠実に編集したBBCに深い懸念を抱いている」と述べたうえで「大統領の外部弁護士がBBCに対して訴訟を提起した。謝罪するかどうかは彼ら次第だ」と対応を促しました。
BBCは、2024年のアメリカ大統領選の直前に放送した番組で、トランプ氏が連邦議会襲撃事件を扇動したと印象付けるような編集をしたとされていて、トランプ氏側はBBCに対し、番組の撤回や謝罪、適切な賠償を求める書簡を送っていました。
トランプ大統領側は書簡の中で、14日までに要求に応じなければBBCを相手取り、少なくとも10億ドル、日本円で1500億円以上の損害賠償を求めて提訴すると警告しています。