2027年に行われる仙台市議選および宮城県議選に関し、仙台市内の全選挙区に参政党が公認候補を擁立する方針を固めたとする一部報道について、党県連の佐野誠会長は「現時点では未定」と否定した。
仙台放送の取材に対し、佐野会長は以下のように文書で回答した。
Q1:2027年の仙台市議選、宮城県議選で仙台市内5区に公認候補を擁立する方針であるか、もしくはそれを目指しているか
A1:市議選・県議選ともに、公認候補者の擁立について現時点では未定である。
Q2:現状、候補者がすでに決まっている区もあるのか
A2:市議選および県議選ともに、まだ公募を開始しておらず、候補者も決まっていない。
Q3:衆院選では、宮城1区以外にも擁立を目指す区があるのか
A3: 1区以外の選挙区でも擁立したいと考えている。
この件をめぐっては11月4日、県連副会長で次期衆院選・宮城1区に立候補予定のローレンス綾子氏が、「市議・県議選にも確実に焦点を当てて、候補者を増やしていきたい」「全区に立てられたら立てたい」と記者会見で発言していた。
その後12日には、一部報道が「仙台市内の全選挙区に擁立方針を固めた」と報じたが、同日夜、党代表の神谷宗幣氏が自身のX(旧Twitter)で「誤報です」「まだそんなこと決めていません」と明確に否定していた。
佐野会長の見解もこれを裏付ける形となったが、今後の擁立方針については「衆院選宮城1区以外でも擁立したい」としており、動向が注目される。