再開した函館の小型船スルメイカ漁で、初めて生きた状態のイカが水揚げされました。
セリも観光地にも活気が戻ってきました。
「およそ3週間ぶりに新鮮なイカが次々と水揚げされていきます」(阿部空知 記者)
11月12日、イカの街・函館に待望の活イカが戻ってきました。
「きょうはね、500キロの予定が、10分の1だね、50キロ。再開したのはうれしいけども、イカがいなかった。ちょうどいい時に休んでいたからね、3週間も休んだから」(イカ漁師)
水産庁が定めた漁獲枠を超えて停止となっていた小型船スルメイカ釣り漁。
待望のイカが水揚げされました。
再開後初めて市場に入ったのは約33キロと少なくなりましたが、1キロあたり3300円の値がつきました。
期待の高さもあってか、例年の3倍ほどの高値です。
観光客に大人気の釣り堀にも笑顔が戻りました。
「むちゃくちゃおいしいです」
「口の中で動きます」
「もしかしてないのかなと思ってたんですけど、『入ってラッキー』って言われて」(いずれも観光客)
一時は休業も余儀なくされた中、12日は60匹ほどのスルメイカが入荷しました。
「ほっとしてますね、ようやく来てくれたかな。一番大変なのは漁師さん。漁師さんのためにも枠を増やして少しでも(漁を)できるようにしてほしい」(元祖活いか釣堀 小野寺透さん)
観光や加工業など、すそ野が広いイカの街で、少しずつ以前の光景が戻ってきました。