11月12日、福島県議会臨時会が開かれ、新たな県議会議長に矢吹貢一氏(70)、副議長に佐藤雅裕氏(59)が選出された。
矢吹氏はいわき市選挙区選出、佐藤氏は福島市選挙区選出でともに県議会議員4期目を務めている。
就任後に開かれた会見で矢吹氏は「県民の皆さんの信頼にしっかり応え、公正かつ円滑な議論を通して、県政の進展に県議会一丸となって取り組んでいけるようにリーダーシップを発揮してまいりたい」「東日本大震災と原発事故から14年8か月が過ぎ、風化が進む一方で風評が根強く残り、本県の復興は道半ばにあると実感している。物価高や人口減少への対応など、山積する課題に対応するための県土の強靭化をしっかりと進めていきたい」「執行部と緊張感を持った中での車の両輪になりたい」とした。
佐藤氏は「社会の変化がものすごく早くなっている中で、様々な課題に対応できる議会運営をしてまいりたい」「全国では、関心を持ってもらうべく広報公聴の工夫をしている議会もあるので、変化を恐れず、県民の皆様に関心をもってもらって参画してもらえる議会づくりをしていかなければならない」とした。
これまで県議会議長を務めてきた西山尚利氏(県議5期、福島市選挙区)と副議長を務めてきた山田平四郎氏(県議4期、郡山市選挙区)は同日付で退任した。