東日本大震災の津波で被害を受けた、宮城県石巻市雄勝町の中学校の跡地に、ワイナリーなどが入る複合施設が完成しました。

新たに完成したのは、「渚の交番石巻MORIUMIUS MARINE&FOOD」です。

11月12日の開所式には関係者およそ80人が出席し、新たな施設の完成を祝いました。

こちらの複合施設は、震災の津波で全壊した旧雄勝中学校の跡地を利活用していて、雄勝町の一般社団法人、「MORIUMIUS FARM」が整備しました。

木造平屋の建物の中には、ワイナリーやカフェショップなどが入っています。

また、隣接する畑で栽培したブドウを使い、ワインを醸造することもでき、早ければ2030年にも「雄勝産ワイン」を販売する予定だということです。

MORIUMIUS FARM 油井元太郎代表理事
「雄勝に移住者が増えるであるとか、働き手が増えるであるとか、もしかしたら未来に移住者が子供を産むといった形で、この町の中、そして外からも関係性を育める場所にしていければなと思っています」

地域に新たなにぎわいを…「渚の交番石巻MORIUMIUS MARINE&FOOD」は、11月15日からカフェショップをオープンする予定です。

仙台放送
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