米沢市の高校生が仕事に対する意識を高め、進路選択につなげることを目的に、地元企業で働く人にインタビューした。
米沢東高校では「課題探究学習」の一環として、毎年、地元企業で働く人を学校に招き特別授業を行っている。
2025年は、計20の企業や団体から代表者が訪れ、1年生約160人がグループに分かれてインタビューをした。
生徒からは業務の内容はもちろん、学生時代と社会に出てからの考え方の変化や、仕事と家庭の両立についてなど、さまざまな質問が寄せられた。
参加した企業の代表者たちは、生徒からの熱意あふれる質問に丁寧に答えていた。
(生徒)
「仕事をしていて、学校では学べなかったと思ったことはありますか?」
(農業法人)
「“学ぶ力”はすごく大事。“学ぶ力をつける勉強”をしっかりと学校でやっておけば、社会に出た時に学んだことを忘れず実践につなげられる」
(生徒)
「子育てと仕事の両立の難しいところを教えてください」
(旅館業)
「『寂しい』『ママもっと早く帰ってきて』と、よく言われるが、親が夢を持って働いているところを見せるというのが、子どもの教育にはいいと私は思っている」
生徒たちは今後、聞き取った内容をまとめ、12月に報告会を開くほか、学校のホームページにも掲載する予定。