県内の最新のレギュラーガソリンの平均小売価格は180.4円で、2週連続の値上がり。一方、13日から補助金が段階的に増額されることで、今後は値下がりに転じる見通し。
石油情報センターによると、11月10日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり180.4円で、前の週から0.3円の値上がりとなった。
180.4円は、鹿児島・長崎・鳥取に次ぎ全国で4番目の高値。
また、ハイオクは191.3円で0.2円の値上がり、灯油の店頭小売価格は18リットルあたり2112円で4円の値上がり。
石油情報センターは、「先々週からの原油元売りの卸価格の上昇が、小売価格に転嫁されたため」と分析している。
一方、与野党6党が合意したガソリンの暫定税率の年内廃止に向けて、13日から経済産業省が段階的に補助金を増やすことから、今後は値下がりに転じる見通し。
13日から経産省が行う補助金の増額は、ガソリンの暫定税率25.1円の廃止による急激な価格変動による“買い控え”や“長蛇の列”などの混乱を防ぐために行われる。
政府はガソリンの価格高騰への対策として、現在1リットルあたり10円の補助金を支給している。
13日からは5円プラスされ15円、27日にはさらに5円プラスされ20円と、12月11日には暫定税率と同じ25.1円まで補助金が増額される。
補助金が13日に増額されても価格に反映されるまでには数日かかるという。