参政党が2027年の仙台市議選および宮城県議選で、仙台市内の全選挙区に公認候補を擁立する方針を固めたとする一部報道について、党代表の神谷宗幣氏が12日夜、自身のX(旧Twitter)で「誤報です」と否定した。
神谷氏は、地元紙の該当記事を引用するポストに対して「まだそんなこと決めていません」とコメントし、擁立方針の決定を否定した。
これに先立ち、次期衆院選の宮城1区から立候補を予定している県連副会長・ローレンス綾子氏は、11月4日に宮城県庁で開いた記者会見で以下のように述べていた。
「2年後には市議・県議選にも確実に焦点を当てて、しっかりと候補者を増やしていきたい。全区で候補を立てたい。現在は政治塾で候補者の育成にも取り組んでいる」
この発言内容も受けて、一部報道では「参政党が仙台市内の全選挙区に擁立方針を決めた」と伝えたとみられるが、代表自らがこれを否定する形となった。
仙台放送の取材に県連会長は、党本部にも確認するとしたうえで「正式な回答については少々時間をいただきたい」と答えている。