先週大分県内でも注意報が発令されたインフルエンザについてです。
県内の最新の感染者数は1000人近くまで増加し県が対策を呼びかけています。
学級閉鎖なども相次いでいて、子供を中心に感染が拡大しています。
県によりますと、インフルエンザについて11月9日までの1週間に県内58の医療機関から995人の感染が報告されました。
1医療機関当たりでは17.16人と5週連続で前の週から増加し引き続き、注意報が発令されています。
保健所別では大分市が32.41人で最も多く警報レベルの30人を上回っています。
次いで中部が19.00人、南部で18.00人などとなっていてます。
県教委によりますと12日は県内の公立学校あわせて15校が学年閉鎖や学級閉鎖の措置を取ったということです。
県はこまめな手洗いや換気などの基本的な感染対策の徹底や早めの予防接種を呼び掛けています。
大分市内の小児科です。
こちらでは、発熱などを訴え診察に訪れる子供たちが多くなっていると言います。
その結果、インフルエンザと診断される患者の数も急増しているということです。
◆かきさこ小児科 垣迫三夫院長
「10月に入ってからですね、だいたい1日に1~2人は出ている。桁違いに増えだしたのは10~20人になったのは先々週くらいからかなり増えています。急増ですね」
子供を中心に流行が広がっているインフルエンザ。
予防接種を受けに訪れる親子も多く、通常の診療時間を超えて接種を行うなどして対応する日もあるそうです。
学級閉鎖などが相次いでいることもあり保護者にも不安が広がっています。
◆保護者は
「今、保育園ではやっているので早めに接種をしようと思って」
「心配になりますね。2年前にかかったときに、高熱が出て大変な思いをしたのでできるだけ軽く済ませたい」
これから寒くなるにつれてさらなる流行の拡大が懸念されるインフルエンザ。
早めの対策が重要です。