県教育委員会は県立高校の入学者選抜制度を2028年度の入学試験から変更すると発表しました。受験時期が前倒しされ定員に満たない学校で「後期」試験が行なわれるほか、選抜方式が3つになるということです。
県教育委員会は多様な選択肢を設けて進学のチャンスを広げるとともに定員割れの状況に対応しようと、2028年度から県立高校の入学者選抜制度を変更すると発表しました。
対象となるのは現在の中学1年生からで2年後の入学者選抜から新しい方式になります。
これまで一般選抜は3月上旬に行われていましたが、今回の変更で1カ月ほど早くなり、2月上旬に「前期」試験が行なわれます。
「前期」では現行の学力検査5教科による選抜、学力検査3教科とスポーツなどの実技による選抜に加えて学力検査3教科と作文やプレゼンなどの自己表現による選抜方式が加わるということです。
どの方式を採用するかは学校が設定し、その中から受験生が選びます。
「前期」試験で募集定員に満たなかった場合、2月下旬から3月中旬にかけて「後期」試験を実施します。
県教育委員会は今後、学校などから質問を受け付け、制度の内容を詰めていくとしています。