俳優の広末涼子さんが4月に新東名高速で起こした追突事故をめぐり、当時、車の走行速度が時速180キロを上回っていたことがわかった。静岡県警はこの事故について、11月13日にも過失運転致傷容疑で広末さんを書類送検する方針を固めている。
俳優の広末涼子さん(45)は4月7日、新東名高速・上りの粟ヶ岳トンネルを車で走行中、大型トレーラーに追突事故を起こし、同乗していた男性がケガをした。
この事故をめぐり、広末さんが当時、時速180キロを超える猛スピードで走行していたことがわかった。
捜査関係者によると現場には目立ったブレーキ痕はなく、広末さんの車は走行車線でトレーラーに追突した衝撃で壁に衝突し、その後、はずみで追い越し車線まで行って停車していたという。
警察は7月に広末さん立ち会いのもと実況見分を行うなど捜査を続けていて、11月13日も過失運転致傷容疑で書類送検する方針を固めた。
県警は当初、危険運転致傷容疑での立件を視野に入れていたが、現場が高速道路であることから危険運転の要件である「制御困難な高速度」とまでは言い切れないと判断したとみられる。
広末さんは事故のあと、島田市内の病院で看護師の女性を複数回蹴ったほか、ひっかいてケガをさせた現行犯で逮捕されたが、4月16日に処分保留で釈放され、現在も任意での捜査が続いている。
一方、ケガをさせた女性との間で示談が成立しているという。