お天気カメラからは月山の雪が日に日に増えていて、冬に向かっていることを実感する。長井市の白つつじ公園では、貴重な古木を守る雪囲い作業が始まり、冬の準備が進んでいる。

長井市の中心部にある白つつじ公園には約3000株のツツジが植えられていて、中でも市の天然記念物で樹齢750年以上とされる古木・七兵衛つつじは、公園のシンボルとして親しまれている。

古木の雪囲いは毎年11月に行われるが、残念ながら枯れてしまう株もあれば、今も成長を続けている株もあったりと、毎年微妙に形が変わるため、前の年と同じように組むことはできない。

また過去には、溜まった雪が1カ所に落ちてしまい真下の枝が折れる被害も発生していて、毎年囲い方を慎重に検討しながら作業を進めている。

2025年は11日に作業が始まり、高さ約7メートルの囲いを複数組み合わせて全体を広く覆う形を作っている。
12日も、市の公園管理担当者や委託を受けた造園業者の社員らが、高い位置までのぼって位置や角度を入念に確認しながら、柱を組み合わせてツツジを囲っていった。

(長井市公園管理員・高橋健一さん)
「今年は雪がどれくらい降るかわからないが、来年またきれいに咲くように、我々も頑張るのでみなさんに見てもらいたい」

作業は天候を見ながら行われていて、順調に進めば今週中に完了する見込み。

さくらんぼテレビ
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