福岡市のデパートで12日、ちょっと変わった名前のイベントが始まりました。
福岡市の大丸福岡天神店で12日に始まったのは「天神孔雀祭」です。
なぜクジャクなのかというと…。
◆大丸福岡天神店 立石幸菜さん
「このマークは大丸のシンボル。クジャクを表している」
おなじみの大丸のこのマーク、モチーフはクジャクだといいます。
100年前に大丸心斎橋店が誕生して以来、大丸のシンボルマークといえばずっとクジャクでした。
でも、いったいなぜ?
◆大丸福岡天神店 立石幸菜さん
「心斎橋大丸が竣工した際に近くにクジャクのはく製を秘蔵している屋敷があったという説と、業者にフェニックス(不死鳥)で依頼したが完成した際にクジャクになっていたという2つの説があります」
大丸の歴史そのものといえるシンボルのクジャク。
大丸天神店が今年、天神に移転して50周年を迎えたのを記念して始まった特別なイベントが「天神孔雀祭」です。
◆記者リポート
「こちらの一角では普段は各地でしか買えないスイーツが集められていて行列ができている」
もち米の生地でこしあんを包んだ京都の「阿闍梨餅」や
名古屋の人気洋菓子店「カフェタナカ」のクッキー缶など、会期を通して14ブランドが出店します。
◆来店客
「阿闍梨餅(を買った)。私は大好き。なかなか買えないのでうれしい」
◆来店客
「カフェタナカのクッキーを買いに来た。(食べるのが)楽しみ」
日用品のフロアでは、有田焼と波佐見焼の器を集めた「陶器マルシェ」も開かれ、直接手に取りながらお気に入りの一品を選ぶことができます。
天神孔雀祭では買い物をゆっくり楽しんでもらおうと、14日は会員限定営業を実施し、三重の「赤福」の販売や、11月6日に漁が解禁されたばかりの「越前がに」の競り体験なども予定されています。
◆大丸福岡天神店 立石幸菜さん
「玄関には50年前の写真やこれまでの歴史のような写真も展示しているので昔を懐かしみながら(買い物を)楽しんでいただけると思います」
大丸のシンボルがテーマの天神孔雀祭は11月18日まで開かれています