国の登録がないまま株式取得を勧誘した疑いで、10日に警察に逮捕された佐世保市と西海市の会社役員など3人が11日、送検されました。

警察では違法に集めた金は約110億円に上ると見ています。

金融商品取引法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、東京都の会社役員 佐藤由太 容疑者(41)と、佐世保市の会社役員 飯塚裕子 容疑者(67)、西海市の自称会社役員 越田 一徳 容疑者(61)の3人です。

福岡、長崎両県警によりますと、3人は共謀して2021年1月ごろから福岡、広島、それに佐賀県に住む4人に対し、佐藤容疑者が代表取締役を務める「メタモ」社が新たに発行するとした株式の取得を勧誘するなど、国の登録を受けないまま金融商品取引業をした疑いが持たれています。

このうち、県内在住の飯塚容疑者と越田容疑者は勧誘役で、50~100人規模の投資家に向けたセミナーを開いて金を集めていたと見られています。

越田容疑者の近所の人
「中々、出てこられなくて、よそにあちこち行ってて面識はあまりないとですよね」「仕事も色々変わって、何をしてるのかと先日も言っていたばかり」

警察では、3人が株式の取得目的などで約110億円を集めていたとみて、今後は詐欺容疑での立件も含めて捜査を進める方針です。

テレビ長崎
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