インフルエンザの感染が拡大しています。長野県は11月3日から1週間の患者数が基準を超えたとして11月12日「インフルエンザ注意報」を出しました。今後1カ月程度、さらなる流行が懸念されるとし、感染予防を呼びかけています。

県によりますと11月3日からの1週間、定点1医療機関当たりのインフルエンザ患者は11.51人。前の週から3倍以上と急増しました。

県は基準の10人を超えたとして11月12日「注意報」を出しました。例年より早い発表です。

保健所別では飯田が32.71人と「警報」の基準、30人を超えています。また、上田・諏訪・木曽・伊那は10人を超えました。

教育現場にも影響が出ています。11月3日からの1週間に県内の保育施設から高校では休校が1、学年閉鎖が10、学級閉鎖が21と前の週より大幅に増えました。

県は今後1カ月さらなる流行が懸念されるとし、感染予防を心がけるよう呼びかけています。

具体的には「かからない」ようにするため・手洗いの徹底・適度な湿度を保つ・こまめな換気・人混みでのマスクの着用。

「うつさない」ようにするため・せきエチケット・症状がある場合は登校や出勤を控えること、などを呼びかけています。

長野放送
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