空気がカラカラに乾燥するシーズンです。
風邪やインフルエンザの予防でマスク着けている人も多いですよね。
でも、実は気を付けなければならないことがあるといいます。
都内の眼科では目の不調を訴える人が増えているといいます。
一体どういうことなんでしょうか。
だんのうえ眼科クリニック・檀之上和彦理事長は「冬場になって室内の空気が乾燥したり、外の空気は冷たくなったり、季節柄ドライアイが増えるが、そこに輪をかけてマスクによるドライアイの方も混ざってきている。風が鼻の方から逃げて目に当たるとマスクのドライアイ“マスクドライアイ”みたいな形」と話します。
マスクをしていない場合、息は顔の前に吐き出されますが、マスクを着けた場合鼻とマスクの隙間から出た息が目に当たることがありますすると涙が蒸発して乾燥状態に。
“マスクドライアイ”を引き起こす可能性があるといいます。
一見、呼気の湿度で潤う気もしますが、檀之上理事長は、「呼気は外に出てしまうと普通の風・空気と同じように目を乾燥しやすくさせる」と説明します。
さらに、マスクをしながらパソコン画面やスマホに集中すると、まばたきの回数が減って目を潤す涙が出にくくなりドライアイの危険性は高まります。目の表面が乾くと角膜が傷つきやすくなり目がかすむ、痛みを感じるゴロゴロ感、目がしょぼしょぼするなどの症状が出てきて悪化すると視力が下がることもあるということなんです。
パックン、マスクドライアイ知ってました?
SPキャスター パトリック・ハーラン氏:
考えてみれば当然ですね。同じ効果で眼鏡も曇りますけどここから空気が抜けていることは、マスクが機能していないということですね。感染予防とかになってないでしょ。ドライアイだけの問題ではないですね。
木村拓也キャスター:
今、インフルエンザもはやってたりしてて皆さんマスクしていると思いますが余計に乾燥すると思います。そもそも僕もドライアイなんですけど。結構乾燥しますよね。
マスクドライアイの予防には、マスクをしっかりと着けて空気が漏れないようにすることが重要だということです。
他にもマスクドライアイを防ぐための方法あるのでしょうか。
だんのうえ眼科クリニック・檀之上和彦理事長:
目の近くまで(マスクを)持っていくより、もう少し下の方で止める方がいい。直接、空気が当たらなくてドライアイの予防になると思う。まばたきをすることによって涙が出る。まばたきをしっかりと深くする一回一回、これも非常に大事なポイント。睡眠が少ないとドライアイはなりやすい。夜間に涙は産生されるので。睡眠不足になると涙が出づらい、(睡眠時間が)短い人は注意した方がいい。
他にも目の周りのメイクをしっかりと落とすことが重要だということです。
本格的な乾燥シーズンを前に“マスクドライアイ”の対策、皆さんもぜひやってみてください。