「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今では当たり前になりましたが、今から27年前の1998年11月12日、広島市に初めてセルフ型のガソリンスタンドがオープンしました。
セルフ型のガソリンスタンドがオープンしたのは、広島市佐伯区の宮島街道沿いです。年中無休の24時間営業で、いつでも気軽に利用できるというのがセールスポイントです。
【上田友紀記者】
「私も自分で給油してみます。まず店内で買ったプリペイドカードをこちらに差し込みます。(いらっしゃいませ)私の車の場合レギュラーですので、レギュラーのボタンを押します(レギュラーです)そしてノズルを取り出してそのまま給油口に入れてレバーを握り給油を開始します」
この日、初めてセルフ型のスタンドを利用した人もスタッフから説明を受けながらスムーズに給油していました。このようなスタンドでは窓拭きやそうじなどのサービスがない分、ガソリンの値段を低くおさえています。
【客】
「ちょっと割安ですからいいと思います」
規制緩和によって、セルフ型のスタンドが解禁になりましたが、県内の業者は、当時、設備投資が必要なセルフ型の導入には消極的だったということです。
(メモ)
今年12月末でガソリン暫定税率(1リットル当たり25.1円)が廃止となり、ガソリン価格が大きく下がる見通し。消費者からは歓迎の声が上がる一方、GS側は消費拡大に繋がるとは見ていない。車の低燃費化で需要減少が要因。