クマの痕跡の発見が相次いでいる広島市安佐南区沼田町阿戸で、12日午後にもクマの痕跡が見つかり、警察と区役所は注意を呼びかけています。
警察によりますと、12日午後1時15分ごろ、安佐南区沼田町阿戸の畑で、「柿の木が折れたりフンがあった。クマじゃないか」と付近の住民から110番通報がありました。
区の職員とクマレンジャーが、現場の足跡やフンを確認し痕跡がクマのものであると断定しました。
また、そこから3キロほど離れた阿戸地区の住宅の駐車場でも、クマのものとみられるフンが見つかりました。
阿戸地区ではクマの痕跡の発見が相次いでいて、10月末から2週間ほどで、今回とあわせて5カ所で痕跡が確認されています。
区は、周辺の小中学校に連絡し、注意の看板を設置。警察はパトロールを行うとともに付近の住民に注意を呼びかけています。