札幌市交通局は11月12日、地下鉄東豊線・元町駅構内の信号システムに、車両が接触する恐れのある不具合が見つかったと発表しました。

 この点検は、10月に川崎市の東急田園都市線で発生した脱線事故で信号設定ミスがあったことを受け、緊急に行われました。

 札幌市交通局が地下鉄の信号システムを改めて点検したところ、東豊線の元町駅構内で、車両の位置を検知する「車両検知回路」と、車両が分岐する位置を示す「車両接触限界」との間に、設定項目の不足があることが判明しました。


 留置線に入る車両が、所定の位置まで完全に収まる前に停車した場合、福住方面からの車両と接触する恐れがあったということです。

 留置線は、故障車両の収容や訓練時に使用されるもので、通常運行には影響はありません。市交通局では今後速やかに改修作業を実施する方針です。

 札幌市交通局は「ご利用の皆さまにご心配をお掛けしたことをお詫びします。通常運行に影響はありませんが、安全確保のため適切に対応していきます」としています。

北海道文化放送
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