国土交通省は11月12日、10月に川崎市の東急田園都市線、梶が谷駅で発生した脱線事故で、信号設定ミスがあったことを受け実施した緊急点検の結果(中間報告)を発表しました。
全国10事業者のあわせて15駅でミスが確認されたことを明らかにしました。このうち1件は高松市にある、ことでん琴平線の仏生山駅でした。
同社の発表によりますと、1980年に信号装置を更新した際に、現在の設定条件になっていたということで、この設定が原因の事故等はこれまで発生していないとしています。
ことでんでは2025年度末までに信号装置の条件設定の改修を行うとしていて、それまでは事故を防止する対策を行うことにしています。同社の27駅にあるそのほかの信号装置については問題がないことを確認しているということです。
<発表された15駅>
・JR東日本
羽越線 新発田駅
上越線 水上駅
高崎線 熊谷駅
・JR西日本
東海道線 高槻駅
東海道線 芦屋駅
山陽線 土山駅
大阪環状線 天王寺駅
・京浜急行電鉄
本線 京急川崎駅
・ 阪急電鉄
京都線 桂駅
・ 札幌市交通局
東豊線 元町駅
・ 湘南モノレール
江の島線 富士見町駅
・ 近江鉄道
本線 八日市駅
・神戸電鉄
有馬線 鈴蘭台駅
・ 広島電鉄
宮島線 広電宮島口駅
・ことでん
琴平線 仏生山駅