福岡県久留米市で進む都市計画道路の整備工事をめぐり、県は12日、土地収用法に基づき、所有者が放置したままの看板を行政代執行で撤去しました。
◆記者リポート
「高架の下の部分があるこちらの現場、看板の周りに職員が集まっています」
代執行の対象となったのは久留米市西町にある高さ約4メートルの看板が立つ土地です。
この土地は久留米市と福岡県小郡市を結ぶ都市計画道路の整備工事にともない、11年前から県が所有者と用地交渉を行っていましたがまとまりませんでした。
おととし11月に県が去年5月を期限とする明け渡し裁決を下していましたが、所有者は建物は解体したものの看板を放置したままとなっていました。
県としての代執行は9年ぶりで、今回の費用約50万円は所有者に請求されるということです。