12日は綱引きの話題。
プライドと「区境」をかけた戦いです。

紅葉がまもなく見ごろを迎える東京の隅田川。
この日も、暖かい服装に身を包んだ人たちが秋の訪れを楽しんでいました。

その隅田川にかかるのが「桜橋」。
この「桜橋」こそが、綱引きバトルの会場です。

「桜橋」は墨田区と台東区をつなぐ橋。
ここで墨田区と台東区が、熱い戦いを繰り広げます。

この橋の中央には墨田区と台東区の境、「区境」があるんですが、勝った区が負けた区側にこの「区境」を“非公式に”1メートル移せるという特別ルールがあります。

記念すべき第1回となった2024年の対決では5チームが参加し、4勝1敗で台東区に軍配。

つまり、2024年の対決から1年間は墨田区側に1メートル移動している状態です。

そして、墨田区にとってのリベンジマッチが今週末の16日に行われます。

墨田区民は「当然、墨田区民なので勝ってくれればと思います」と期待を込めます。

隅田川ツナシキ実行委員会・毛塚雅清さん:
去年は台東区が勝ったが、今年は墨田区も強豪が出てきていて読めない。

2025年は2024年の倍となる10チームが参加予定。
墨田区にとっては区境を1メートル取り戻すのか、さらに1メートル奪われてしまうのか。

今週末の決戦は激しい戦いになりそうです。