警察官をかたるうそ電話詐欺を見抜き、被害を未然に防いだとして、鹿児島市の2人の郵便局員に12日朝、警察から感謝状が贈られました。
感謝状を贈られたのは、鹿児島武郵便局の桑原由隆さん(59)と中野祐樹さん(35)です。
2025年9月、高齢女性が前日に開設したばかりの口座の振り込み限度額を引き上げて欲しいと郵便局に訪れました。
不審に思った2人が女性を説得したところ、警察官を名乗る男たちから携帯電話料金などの名目で送金を迫られていたことがわかり、警察に通報、詐欺被害を未然に防ぎました。
鹿児島武郵便局・桑原由隆局長
「防ぐことが出来て大変うれしい。この仕事についてよかった」
特殊詐欺の県内の被害額は2025年9月末時点で約20億円となっていて、警察は会ったことのない人からの金の要求は詐欺を疑い、身近な人に相談するよう呼びかけています。