県内では冬への準備が着々と進んでいる。庄内地方の国道では、地吹雪による視界不良を緩和するための「防雪柵」の設置作業が行われている。
防雪柵の設置作業は、11月4日に始まった。
12日、鶴岡市の国道7号で、作業員が夏場に折り畳まれていた「防雪柵」を一つひとつワイヤロープで引き上げ設置していた。
防雪柵は、吹雪の際にドライバーの視界を確保し、道路に吹き溜まりができるのを防ぐ効果がある。
酒田河川国道事務所が管轄する庄内地方の国道と自動車専用道にはのべ54.8キロの区間に防雪柵があり、常設されているものを除くと22.2キロの区間で、毎年この時期に建て込み作業が行われている。
(鶴岡国道維持出張所・畠山貴博出張所長)
「防雪柵の設置は行うが、冬道は危険が伴う。車間距離を十分確保し、心にゆとりを持った安全走行をしてほしい」
防雪柵の設置作業は12月上旬まで続き、2026年春まで幹線道路を地吹雪から守る。