冷凍冷蔵設備、冷暖房設備などの販売、そのメンテナンスを手がける新潟市西区の共栄産業が新潟地裁より破産開始の決定を受けたことが分かった。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチによると、1962年8月に創業した共栄産業は、冷凍冷蔵設備・冷暖房設備等の販売、メンテナンスを手がけ、設備業者の下請物件のほか、各企業や店舗などからの元請物件も取り扱い、2005年12月期は売上高5億1285万円を計上していた。

しかし、市況低迷や他社との競争激化、新型コロナ禍の影響などもあり、2022年12月期の売上高は2億167万円に減少し、322万円の赤字計上を余儀なくされていた。

2023年3月に現社長が就任し、新体制のもと、メンテナンスを主体とした経営に切り替え、経営改善に努めてきたが、2024年12月期の売上高は1億170万円に減少し、赤字額も3288万円に拡大していた。その結果、債務超過となり、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。

負債総額は約6100万円が見込まれている。

NST新潟総合テレビ
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