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15日のテーマは、「菅首相に要望書“定額給付金”追加支給が浮上!」です。

10月14日、自民党の長島昭久衆院議員らが、緊急経済対策として定額給付金10万円に、さらに追加で5万円支給することなどを求める要望書を菅首相に提出。

菅首相は「そういう方向で頑張る」と応じたということだが、果たして現実味はあるのだろうか?

加藤官房長官は、15日の会見で「今、足元経済、大変厳しい状況にあります。必要があれば躊躇(ちゅうちょ)なく、そして臨機応変にタイミングを逸することなく経済への対応をしていきたい」と述べた。

にわかに浮上した追加の5万円給付案について、街の人に聞いてみた。

20代会社員「前に10万円もらった時も、今やってるGoToトラベルとか、そういうところにわたしは使ったので。(5万円給付されたら)娯楽というか、楽しみにわたしは使いたい」

40代主婦「いただけるものはありがたいんですけど、うちが経済を回しているかというと、回せていないですね。お手伝いはできていないかな」

20代学生「親に払ってもらっているので、学費の方に入れるかな」

加藤綾子キャスター「現実的な意見が多いように感じますね」

榎並大二郎キャスター「皆さん、冷静な見方をされていますね」

しかし前回、定額給付金10万円が支給される際、マイナンバーカードを利用したオンライン申請の方が早く支給されそうだという話から、各自治体の窓口にマイナンバーカードの申請をする人が殺到する事態に。

また、オンライン申請後も京都市では、振り込み予定日を確認するウェブサイトに15桁の受付番号がずらりと並び、まるで受験番号のようで確認しづらいなどという問題もあった。

さらに、申請書に「給付金を希望されない方はチェックしてください」との記入欄があり、受け取りを希望する人が誤ってチェック欄に記入してしまったというトラブルもあった。

加藤綾子キャスター「給付金が再びとなったら、しっかりとこの申請のシステムを構築してもらいたいですね」

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏「また次の混乱を起こしてしまいますから、前回の経験を生かしてほしいですね」

この新たな給付案だが、ネット上には「15万円もらえるの?」と誤解の声が上がっている。

これはどういうことなのか、要望書の内容を見てみると、確かに「国民1人当たり5万円の定額給付金を追加支給」と書かれている。
さらに、「第3次補正予算の年内編成」の中で「定額給付金の支給の継続」という文言がある。

榎並大二郎キャスター「ネット上ではこの部分に注目して、『これが10万円なのかな』となり、『追加の5万円とあわせて15万円もらえるのではないか』というような声が上がっていたのです」

加藤綾子キャスター「『#15万円』というワードも出ていましたね」

これについて、要望書を提出した長島昭久議員に話を聞いた。

自民党 長島昭久衆院議員「遅くとも年度内に5万円給付、まずひとつ必要じゃないかと。プラス10万円で15万円じゃないかという議論が、かなり盛り上がっていますが、われわれ、そこは金額は特定していません」

榎並大二郎キャスター「ということで、『15万円支給というのは早合点』、誤解だったというところです」

加藤綾子キャスター「要望したのはまず5万円、ということですね」

榎並大二郎キャスター「具体的な額としては5万円、ということです。ただ、この5万円についても、ある政府関係者からは『借金がまた増えてしまう。一律じゃなくて苦しい人にちゃんと渡さないと...』とか、『総理から指示なんて全くきていないし、議論のそじょうにすらのっていない』という声も聞かれ、あくまでまだ要望段階であるとのことでした」

加藤綾子キャスター「前回の10万円の給付でどのような経済効果があったのか、そこの検証も必要だと思いますし、やはり困ってる人のところに...ということを考えないといけないんですよね」

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏「雇い止めや中小零細企業は経営に行き詰まるということを考えると、そういう方たちにとっては15万円でも少ないですよね。一番弱いところに手当をするのであれば、5階(誤解)で止まっていないで、10階まで跳ね上がるぐらいの勢いでやってほしいです」

加藤綾子キャスター「一律でいいのか、という議論も必要になってくるかもしれないですね」

榎並大二郎キャスター「それから、貯金したいという気持ちもわかりますが、給付金をいかに消費喚起に回すかというところも、ポイントだと思います」