「世界のミウラ」が凱旋です。
陸上3000m障害で世界と互角に戦う三浦龍司選手が11月8日、ふるさと・島根で開かれた陸上教室に講師として参加しました。

9月に開かれた世界選手権の男子3000m障害で8位入賞を果たした、浜田市出身の三浦龍司選手(23)です。

そんな三浦選手が11月8日、姿を見せたのは…。

参加者:
三浦さーん。

川本町の中学校で開かれた陸上教室。
子どもたちにスポーツへの関心を持ってもらおうと町が主催したもので、町の内外から小中高生約100人が参加しました。

三浦龍司選手:
しっかりと地面についた時に止まる。地面を捉えるということを意識してください。

陸上部員が多く集まった中高生への指導では「走り方の極意」を伝授。
足の裏で地面をしっかり蹴ることがフォームを安定させ、長距離でも疲れない走りにつながることなどを教えました。

子どもたちは、世界で活躍する三浦選手から直接指導を受ける貴重なチャンスとあって真剣な様子で取り組んでいました。

そして、最後は三浦選手への質問コーナー。
子どもたちは陸上に取り組むうえで日頃抱えている悩みをぶつけていました。

参加者:
ラストスパートをしっかり出すための練習は、どんなふうにされていますか。

三浦龍司選手:
僕も中学生や高校生の時はスパートがきれる選手ではなかったので、ラスト200mとか400mというのをきつい状態で追い込む。

参加した高校生:
「自分が競技を始めたのも三浦龍司選手がきっかけです。自分のこれからの陸上人生にも影響が出てきそうなすばらしい教室だったので、参加できてよかったです。」
「今は憧れている選手なんですけど、今後は三浦選手と対等な立場で戦っていけるような大きな選手になっていきたいと思います。」

三浦龍司選手:
少しでも陸上を楽しいというふうに感じてもらえるということと、スポーツを続けて自分なりの目標だったりとか目的に向かって進んでくれればうれしいと思います。

強豪ひしめく3000m障害で世界一が目標と語る三浦選手。
地元で英気を養い、これからも世界の壁に挑み続けます。

TSKさんいん中央テレビ
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