自民党が大幅に議席を減らす予測に「動揺」

今回の参院選は安倍政権が日本の憲政史上最長の政権となることの賛否を問う「最終試験」ともいえる。

2012年の冬に政権奪還を果たした安倍政権。

2014年の総選挙は消費税引き上げ延期を掲げ、大勝。2017年にはモリカケ問題や、魔の2回生議員問題などが相次いだ上、小池新党も登場、窮地に追い込まれるも野党分裂で再び大勝、と様々なピンチを乗り越えてきた。

しかし、FNNの参院選議席予測では自民党が改選前67議席だったのに対し、57議席と議席を大幅に減らす結果となった。

6議席をめぐり自民党から丸川珠代氏と武見敬三氏が立候補している東京選挙区に関し自民党中堅議員は「こんな厳しい選挙は初。もう組織票の時代じゃないのかな」と、ため息をついた。

一方、自民党と連立を組む公明党は改選前11議席だったのに対して、13議席と2議席増の予測。
公明党幹部からは「選挙区は全議席行けそうだ。自公政権が信任されたということだろう」と安堵の声が聞かれた。

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立憲民主党の幹部の部屋からは拍手が

野党の立憲民主党は改選前の9議席に対して20議席と倍以上増加の予測。
幹部の部屋からは当選確実の報道の度に拍手が聞こえた。

この立憲の勢いに関して、立憲の中堅議員は「よくやった 衆院選で国民民主が立憲に来る流れを作る第一歩」と強気の発言。
一方、同党の若手議員からは「野党が争点設定できず、わかりやすい選挙にできなかった」と戦い方次第ではさらなる議席増もうかがえた可能性を悔やむ声が聞かれ、また、立憲の関係者からは「高揚感ない。自公の票を取りに行ってない」との冷静な反応も見られた。

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プライムオンライン編集部
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