福島県矢祭町高地原地区に、今も残る2019年の東日本台風の爪痕。

残されている赤い鉄骨は、大雨による久慈川の増水で流された高地原橋の一部。

被災直後は、地区の住民11世帯・約30人が一時孤立。

そのため住民は、緊急的にJR水郡線の橋を使い、市街地との行き来を強いられていた。

1か月後には、応急の橋の開通にこぎつけたが…3ヵ月も経たず、また大雨により流され、住民が再び孤立する事態になっていた。

そして、これまで本格的な復旧工事の見通しが立たず、現在も仮設の橋が高地原地区と市街地を結ぶ唯一のルートになっている。

そのなかで、10月13日に矢祭町高地原地区で行われた住民説明会で、福島県は2021年度までに、本格的な復旧工事の完了を目指す考えを示した。

県南建設事務所 事業部道路課・熊澤栄二課長:「『再度災害防止』。台風19号と同じ雨が降っても、同じように水位が上がっても、流れない橋ということで、橋の下を1・5メートル上げます」

さらに、新しい橋は橋脚を1本にし水の抵抗を受け難くするなど、改良して復旧される計画。

住民:「雨が降るたび、また大水が出るかと。そういうことは心配していました」

住民:「そこそこ大水が出ても、安全になっていくはずです」

総事業費は7億円で、福島県は工事を10月中にも始める方針。