朝晩の空気に冷たさが増し季節の深まりが感じられるようになりました。津山市の黒沢山では今シーズン初めて雲海が姿を見せ幻想的な朝を迎えました。
標高659メートル、黒沢山の山頂付近から見下ろす津山盆地です。2日午前7時過ぎ、雲の間から出た朝日があたりを照らし白く輝く雲の海が静かに広がります。2日朝の最低気温は津山市で8.5度、新見市では6度と各地でこの時期らしい冷え込みとなりました。津山市は四方を山に囲まれた地形で冷たい空気が地表にたまりやすく秋から冬にかけて霧が発生しやすくなります。
(萬福寺 香積基子さん)
「例年だと10月の終わりごろには雲海が出るが今年は遅かった。雲海が始まると紅葉もぐっと。モミジも赤くなる」
津山盆地を覆う雲海はこれから本格的なシーズンを迎え晴れて風が弱く冷え込んだ朝には再び美しい光景が広がります。