2日未明、静岡県湖西市を走行中の貨物列車の車輪から異常な高い温度が検知され、列車は点検のため本線上に停止しました。復旧作業に時間がかかる見通しとなり、東海道線は新居町駅と豊橋駅の間で終日運転見合わせとなっています。
JR東海とJR貨物によりますと、2日午前2時頃、大阪の百済貨物ターミナル駅に向かう26両編成の貨物列車が、湖西市の新居町駅を通過中、線路に設置された床下温度検知装置が車輪の周辺で高い温度を検知しました。
このため指令を受けた貨物列車は、点検のため湖西市の鷲津駅と新所原駅の間で停止しました。
JR貨物が調べたところ、前から22両目、後ろから5両目のコンテナを載せる貨車の車輪が高温になったことがわかりました。
列車が自走できないため、JR貨物はこの貨車を載せる台車を愛知県から運んでいますが時間がかかることから、東海道線は新居町駅と豊橋駅の間で終日運転見合わせとなりました。
また浜松駅と新居町駅の間は通常より本数を減らして運行しています。
JR貨物は復旧を急ぐとともに温度が上がった原因を調べています。
追記:貨物列車の復旧作業をふまえ、JR東海は東海道線について3日始発から通常通り運行する予定だと発表しました。