第二管区海上保安本部は10月31日、仙台航空基地に所属する航空機「ベル式505型回転翼機」の部品が飛行中に落下し、発見されていないことを明らかにした。

落下したとみられるのは、機体のテール下部に取り付けられているELT(航空機救命無線機)のアンテナの先端部分で、長さ約35センチ、直径約1.5ミリの金属製部品。重さは約5グラムで、当該部品自体に危険性はないとしている。

同機は31日午後2時20分ごろ仙台空港を離陸し、柴田町槻木を経由して阿武隈川沿いの角田市付近にある訓練空域で操縦訓練を実施。その後、阿武隈川を経由して仙台空港に戻り、着陸訓練ののち午後3時45分ごろ着陸した。

着陸後の点検でアンテナの先端部が折損していることが判明。警察や消防に通報し、これまでに人的・物的被害の報告はないという。現在、落下地点の特定および原因の調査を進めている。

仙台放送
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