北海道は急速に発達する低気圧の影響で、暴風や大雨となっていて、被害も相次いでいます。

 これまでの最大瞬間風速は、えりも岬で49.1メートルと観測史上一番の猛烈な風が吹いたほか、根室市や釧路市などで、30メートルを超える2025年一番の暴風を観測しています。

 被害が相次いでいて、釧路市では飲食店の看板が飛んだほか、屋根や倉庫が飛ぶなど北海道で67件の建物被害が発生しています。

 苫小牧市では、70代の女性が風にあおられ電柱にぶつかり頭から出血するケガをしたほか、日高の浦河町では、70代の男性が転倒し、背中を強く打つケガをしました。

 また午後5時現在、様似町や北見市など約3100戸で停電が発生しています。

 交通機関にも影響が出ていて、JRは北海道東部を中心に特急22本を含む108本が運休しています。(午後5時30分現在)

 根室市では高潮も発生し、一時岸壁を海水が超える様子が確認されました。

 道内は11月2日未明にかけて暴風・川の氾濫・高波に警戒が必要です。

北海道文化放送
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