世界の科学者たちが集まり核兵器廃絶に向けて議論する「パグウォッシュ会議」が広島市で始まりました。
パグウォッシュ会議は核兵器廃絶と平和について協議するもので、世界39カ国から科学者ら約190人が参加。
広島市の松井一実市長はあいさつの中で「被爆80年の節目である本年に、本市において20年ぶりに世界大会が開催されることは、大変意義深いものと考えています」と話しました。
また、開会にあたりシャハリスタニ会長は「科学者や市民は国境を越えて話し合い、政治的な分断を乗り越えることが可能である」と述べました。
初日の1日は、被爆者の小倉桂子さんや高校生らが参加する公開セッションも開催。パグウォッシュ会議は、11月5日まで開かれ核軍縮に向けた実践的な手段やガザ地区の情勢などが話し合われます。