14日午後、自民党本部で行われた、甘利税調会長のグループインタビュー。

この直後、甘利氏が怒りをあらわにする事態が。

自民党・甘利税調会長「読んでいないのに、どうしてそんな質問ができる。読んでから言ってください。無責任じゃないですか。無責任でしょう、読んでから質問してください。責任を持って質問してください。いいかげんなこと」

声を荒らげている相手は、突撃取材を行った記者だった。

甘利氏は、菅首相が、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を拒否した問題をめぐって、自らのブログに「学術会議は防衛省予算を使った研究開発には参加を禁じているが、中国の『外国人研究者ヘッドハンティングプラン』である『千人計画』には積極的に協力している」などと投稿。

しかしその後、投稿内容の一部を書き変えたことについて、この記者が質問。

しかし、修正した理由を記した部分を読んでいなかったとして、怒りをあらわにした。

甘利税調会長「読んだんですか?」
記者「(最新のものは)まだ読んでいません」
甘利税調会長「読んでから言ってください。無責任じゃないですか」

こんな、いわば場外乱闘のような事態も起きた、日本学術会議の任命拒否問題。

14日午後3時ごろから、憲法研究者有志による記者会見が行われ、「菅首相の対応には、大きな問題がある。学問研究が時の政権の影響下に置かれるようになれば、学問が政治の道具になってしまいかねない」と、速やかに拒否した6人を任命するよう求めた。

一方、自民党もこうした動きに反撃。

かねて疑問視する向きも少なくなかった学術会議の在り方を検証する、プロジェクトチームの初会合を開いた。

自民党・塩谷座長「日本学術会議の役割は、ますます大きくなっているはずだが、残念ながら成果は出ていない」

「学術会議が、本来の役割を果たしているとは言いがたい」などと指摘。

年間およそ10億円の予算が使われている学術会議について、行革の点からも議論するとした。

こうした自民党の動きに、野党からは...。

立憲民主党・蓮舫代表代行「まったく間違っています。組織そのものに、100歩譲って課題があるとしても、今やらなければいけないのは、なぜ任命拒否したのか、その経緯の再検証が最優先」

任命拒否に杉田官房副長官が関与した疑いが濃厚だとして、国会への招致を要求した。

この提案に対し、自民党の森山国対委員長は、事務方の官房副長官が国会に出席した前例がないとして、慎重姿勢を示している。

あしき前例を踏襲しないとしている菅首相は、この問題で、どのような対応をするのか。