大分県の高校の先生が人吉市にある県立球磨工業高校を訪れ、防災についての取り組みを視察しました。

生徒の説明を受けながら災害時に使用する簡易型の飯ごう作りなどを体験し、今後の防災教育に生かすということです。

人吉市にある球磨工業高校では、2019年から防災に関する取り組みを進めていて、2020年の7月豪雨では、避難所として多くの被災者を受け入れました。

この日は、球磨工業高校の防災への取り組みを視察するため、大分県立日出総合高校の教諭で防災教育コーディネーターの藤井鉄士さんが学校を訪れました。

藤井さんは生徒の説明を受けながら、災害で電気やガスが使えなくなった際にアルミ缶や牛乳パックなどを使ってお米を炊くことができる簡易型の飯ごうを作りました。

そして、実際に簡易型の飯ごうを使ってお米を炊き、味を確かめていました。

【大分県立日出総合高校 藤井 鉄士 教諭】
「このような飯ごうで米を炊くこと。特にいろいろな道具を使わずにできることが体験できたので、生徒にも話をして、取り組めるところについて参考にして生かしていきたい」

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。