選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が施行されてからことしで10年です。
「若者の投票率を上げるためにはどうしたらいいか」、熊本市の高校生がアイデアを出し合いました。
熊本市立千原台高校では、『総合的な探究の時間』を活用し、特定のテーマについてゼミで学んでいます。
活動を行ったのは、1年生11人が所属する『千原台高校生徒の投票率を上げようゼミ』。
ことし7月の参院選では全国の年代別投票率が全年代で58・51%だったのに対し、18歳、19歳は41・74%と低い水準にとどまっていて、29日は熊本県と熊本市の選挙管理委員会の職員を招き意見交換しました。
【中原 理菜 アナウンサー】
「投票率アップのためどんな取り組みができるのか。高校生ならではのアイデアが発表されています」
【生徒】
「立候補している人が学校で話す機会があるといい」
「インターネット投票はQRコードで読み取ったら楽に投票できる」
「SNSで情報発信をする上でショートドラマを作って、選挙に持って行く物や日にちを宣伝する」
選管の職員は「インターネット投票は公職選挙法の壁があり、個人情報の漏洩も心配」など高校生からの質問に丁寧に答えていました。
【投票率を上げようゼミの1年生】
「大人になって投票するときのために若い世代から早めに選挙に関心を持ってほしい」
来年3月までゼミ活動は続き実現可能な取り組みを探るということです。