去年３月、熊本市にある３つの小学校で上靴４３足を盗んだ罪に問われた男に実刑判決です。熊本地裁は２７日「犯行の悪質性は軽視できない」として男に懲役２年６カ月を言い渡しました。
判決を受けたのは千葉県市川市の無職、光澤 昇聴被告（４５）です。
判決などによりますと、光澤被告は去年３月４日から７日の間に、熊本市西区と東区にある３つの小学校に侵入し、上靴４３足を盗んだ罪に問われていました。
光澤被告はこれまでの裁判で無罪を主張していましたが、熊本地裁の鈴木和彦裁判官は、２７日の判決で小学校から持ち去られた上靴４３足のうち２０足が光澤被告の自宅から発見されていることや事件現場への経路を携帯電話で調べていたことなどから
光澤被告の犯人性を認定。
そのうえで、「悪質性は軽視できず、不合理な弁解に終始しており、反省もない」として光澤被告に懲役２年６カ月を言い渡しました。
