茨城県境町の一軒家で小林さん夫婦が首や胸を刺されて殺害され、長男と次女も重軽傷を負った事件で2日たった9月25日も小林さん宅では現場検証が行われていた。

司法解剖の結果、小林さん夫婦は顔や首以外にも胸など上半身複数箇所に刺し傷があり、失血死であったことが新たに判明した。
小林さん宅は敷地の北側と南側にそれぞれ自宅へとつながる入り口があるが9月25日までに警察が警察犬を使って入念に捜査していたのは自宅の北側の敷地だ。

独自に防犯カメラ映像を入手

さらに「直撃LIVEグッディ!」は独自取材により、警察が小林さん宅から北東へ2.5km離れた国道354号線沿いにあるコンビニエンスストアの防犯カメラを回収したという情報をつかんだ。グッディ!はコンビニエンスストア近くにある運送会社に設置された防犯カメラ映像を入手した。

画面に大きく映るのが運送会社の駐車場。小林さん宅からは車で10分ほどの距離にある。画面右奥、街灯のない闇の中を左右に通っているのが国道354線だ。通報のあった午前0時38分から10分間の映像を見ていくと…

深夜だが、トラックや乗用車が数十秒おきに行き交い、10分間で10台の車が通行していた。一方で、小林さん宅の南側に位置する防犯カメラ映像には事件が起きたと思われる午前0時半前後には不審な車両はなく、事件後もパトカーや救急車など緊急車両だけが映し出されているのみ。南側のカメラに映っていないとすると、やはり自宅北側方面が犯人の足取りのカギを握るのだろうか?
大村正樹フィールドキャスター:
木々に囲まれた小林さんのお宅、母屋にアプローチするルートは北と南からの2つのルートがありました。林さんの敷地の北側には釣り堀がありまして、自宅の敷地の北側は車が十数台停められる駐車場になっています。雑草も伸び放題で、ほとんど人の出入りがないことがうかがえる状態です。

吉川祐二氏(元警視庁刑事):
北側のルートから出入りすると、犬が吠えないように自宅に近づけます。ですから小林さんも十分に警戒していた可能性があります。

大村正樹フィールドキャスター:
実は、南側から入ると母屋の前に飼い犬がいて、この犬がよく吠えるそうです。今回警察は、敷地北側の捜査を重点的に行っています。なぜかと言うと、北側の入り口付近にシミのついたスリッパが落ちていたんです。このスリッパがどういうものか分かっていませんが、このスリッパをもとに警察犬が捜査をしているようです。これまでに入っている情報では、警察犬がここから小林家を出た後は、それ以上追跡をしていないそう。北側の車が数台止められるところに、犯人は車で乗り付けた可能性が考えられますね。

安藤優子:
警察犬が追跡をやめたところからは、どちら側へ逃走することが可能なんですか?

大村正樹フィールドキャスター:
北側に行くと最短距離に民家があります。南側に行きますと、田んぼ。西側は細い川が流れていて、さらに西に行くと利根川があります。橋を使うと検問の対象になる可能性がありますから、北東方面に逃げる可能性もありますが、北東方向には警察署や交番もあります。

大村正樹フィールドキャスター:
一番小林さんのお宅から近い建物は南側、中古車販売店の管理小屋です。非常に簡単な建物ですが、そこに防犯カメラが設置してありました。しかしこの防犯カメラには、11時から1時の間、緊急車両しか映っていませんでした。

大村正樹フィールドキャスター:
南側の防犯カメラの前を通過しないで北側にいくと、グッディ!が独自入手した運送会社の防犯カメラがあります。ここは国道になりますから車通りは0ではなく数十秒に1台程度のペースで車が往来しています。その先は国道から左に降りていくと高速道路の坂東ICがありますから、高速道路を使って逃走するという導線も考えられると思います。警察が防犯カメラの映像を預かったという点に、大変注目が集まりますね。

大村正樹フィールドキャスター:
茨城県警は9月24日に情報提供を求めるフリーダイヤルを設置し、茨城県警の公式ツイッターでも協力を呼び掛けています。事件の翌日、早々に情報提供を求めているわけですが…これは手詰まりということでしょうか?

吉川祐二氏(元警視庁刑事):
最近起きている事件の解決の糸口は防犯カメラやドライブレコーダーの映像であったりするんですが、今回の事件現場はカメラがほとんどない状態。それだけ情報が集まりにくいので、何でもいいですから教えてくださいと、そういう意味でこのような形で情報を募っているんだと思います。

(「直撃LIVE グッディ!」9月25日放送分より)