新型コロナウイルスの感染拡大も収束が見えない中、この冬はインフルエンザとの同時流行も不安視されています。医師はインフルエンザの予防接種を受けることで医療体制のひっ迫を防ぎ自分や周りの人の命を守ってほしいとしています。

鹿児島市のクリニックには午前中からインフルエンザの予防接種に訪れる人がいました。

予防接種をした人は「今年はコロナもあるので、できるだけ重症化しないように予防接種を受けた。これで一安心という感じ」と安堵の表情を浮かべていました。

このクリニックでは10月1日からインフルエンザの予防接種を開始していて、高齢者や子供を中心に7日までに約200人が予防接種を受けました。

ませだ耳鼻咽喉科の間世田佳子院長は「9月中の予防接種の問い合わせもたくさんあり、10月1日に始まったが、例年より早く受けに来ている。人数も例年よりもかなり多い印象」と話します。

厚生労働省は新型コロナの収束が見えない中この冬、インフルエンザのワクチンの需要が高まることを見越して、過去5年間で最大量となる約6300万人分の供給を予定しています。

その上でワクチン接種を希望し、より必要とする人に確実に届くよう、10月25日までは重症化しやすい65歳以上の高齢者の接種を優先するよう呼びかけています。

また県は、妊婦や生後6カ月から小学6年生までの子供の予防接種の費用を助成するとしています。

ねらいはインフルエンザの患者を減らし、新型コロナも懸念されるこの冬の医療体制のひっ迫を防ぐためです。

間世田院長は「自分はかからない、まわりの人にもうつさないということが大事。防げるものは防ぐ、ワクチンの接種をおすすめします」と話し、インフルエンザワクチンの予防接種を行うと同時に、基本的な感染防止対策を行うことで、自分やまわりの人の命を守ってほしいと呼びかけます。