広島に原子爆弾が投下されてから80年となる6日、奈良の薬師寺では犠牲者を追悼する鐘が鳴らされました。
広島に原爆が投下された午前8時15分に合わせて薬師寺(奈良市)では地元の子供たちなど約50人が鐘を打ち、犠牲者への追悼と平和への祈りを捧げました。
この「平和の鐘」は非核平和都市宣言をした奈良市の呼びかけで1986年から続いていて、6日は、奈良市内約40カ所の寺院などで一斉に鐘が鳴らされました。
【鐘を鳴らした子供】
「毎年来てます。これで世界が平和になったらいいなって思いました」
「兵器とかがなくなってほしいと思って(鐘を)つきました」
この平和の鐘は、長崎に原爆が投下された今月9日にも打ち鳴らされます。