まるでブレーメンの音楽隊!

静岡県東伊豆町にあるアニマルキングダムでヤギの仲間、マーコールの赤ちゃんがシマウマの背中に乗るようになり、注目を集めている。その姿はまるで、グリム童話の“ブレーメンの音楽隊”のよう。なぜ子ヤギはシマウマの背中に乗るようになったのだろうか?

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話題となっているのは、メスのシマウマ「ウマコ」と生後8か月のマーコールの赤ちゃん「きなこ」尻尾を引っ張ってじゃれており、お互い、とても慣れている様子だ。

すると次の瞬間、きなこがウマコの背中に“ピョン”と飛び乗った。ウマコも嫌がっている様子はない。

きなこは高さ約1.5メートルのウマコの背中から、まるで隣の檻の中にいる動物を眺めているかのようだ。
この姿を見た来園者は…

来園者:
かわいい。すごいですね…仲良いのかな?

サウジアラビアなど中東の山岳地帯に生息するヤギの仲間“マーコール”
ペルシャ語で「野生のヤギの王様」という意味で大人になるとオスは立派な角を持つ。

伊豆のアニマルキングダムには、ほかにも沢山のマーコールがいるがシマウマの背中に乗ったのは「きなこ」が初めてだという。

伊豆アニマルキングダム 向原研治さん:
びっくりしましたね…軽々とポンと乗るもので…小さいのに凄いジャンプ力だなと思いました。
元々マーコール自体、高い山岳地帯に住んでいるので高いところは好きだとは思うんですけど、まさか
シマウマの背中に乗るとは思わなかったですね…

背中に乗るようになったワケ

一体なぜ、きなこはウマコの背中に乗るようになったのだろうか?

アニマルキングダムによると一時期きなこの母親が体調を崩し、離れて暮らしていた。
そのころから、きなこはウマコを慕うようになり、今年の正月ごろから、きなこはウマコの背中に乗り始めたという。

ときには何度も背中に乗られ、ウマコも嫌がることもあるようだ。しかし、きなこにとってウマコの背中に乗って周りを眺めるのはしばらくやめられないようだ!

(テレビ静岡)

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