長野市の長野赤十字病院は9月30日までに入院患者と職員合わせて5人の感染を発表し、院内での集団感染が起きたとの認識を示しました。専門家は「感染者が出ること自体を防ぐことは難しい。広げない対策が必要」だと話しています。

長野赤十字病院・院長:

「(新型コロナウイルスは)戦うべき相手として、とても難しい相手と思っている。さらに予防策を徹底していかなければいけない」

9月30日、入院患者と職員合わせて5人の感染を発表した長野市の長野赤十字病院。

病院によりますと、患者4人のうち3人は同じ病室、もう1人は同じ病棟で入院しました。

20代女性職員は70代男性と対面で接触していたということです。

病院は院内で集団感染が起きたとの認識を示し検査を実施。

現在、入院中35人と職員95人の陰性を確認し、すでに退院や転院した93人の検査や健康観察を続けています。

先月、県内初の「院内感染」と疑われる事例が発生した軽井沢病院。同じ病棟の入院患者3人が陽性となりました。

軽井沢病院・事務次長:

「患者からの持ち込みというような状況の中で、行動歴なども詳しく聞いていたけれど、情報が正確でなかった点も含めて対策が遅れた」

幸い感染はそれ以上広がりませんでした。以前から面会禁止や発熱外来の設置など対策をしてきた軽井沢病院。患者から正確な情報を得ることも重要だと感じたということです。

一方、院内感染防止のためには手指消毒や職員の防護服の着用など基本的な対策を徹底するしかないと話します。

軽井沢病院・事務次長:

「(ウイルスが)院内に入ってしまったら、当たり前のことを当たり前にすることが一番大事」

専門家も病院での感染は職員の他、患者から持ち込まれるケースもあり対策は難しいとし、広げない対策が大事だと話しています。

信大医学部付属病院感染制御室・副室長:

「出ること自体はしょうがないが、広がらせないことが大事。手の消毒、いろんな人が触れるところに消毒していただくことも必要」

なお、副室長は一般外来などはマスクを着けていれば感染リスクは低いとしていわゆる「受診控え」は避けてほしいとしています。