秋田県オリジナル品種のスイカ「あきた夏丸」が横手市で盛んに収穫されています。高い糖度とシャリシャリとした食感が特徴です。

横手市雄物川町の佐藤俊悦さんの畑で、県オリジナル品種のスイカ「あきた夏丸」が収穫の時期を迎えました。今年は実の数が少ないものの、一つ一つに栄養が行き渡ったことから、例年より大きく甘く仕上がり、多くが出荷の基準を超える糖度14度以上です。

生産農家・佐藤俊悦さん:
「いまのところ順調で、去年のような大雨が降らない限りは着果したスイカはほとんど取れると思う。ことしのスイカは本当によくできたので、買って食べた人たちに喜んでもらえると思う」

22日はスイカの出発式が開かれ、あきた夏丸など25トンが首都圏や関西に向けて出荷されました。

JA秋田ふるさと西瓜部会・佐藤保部会長:
「日々の栽培に追われる中で『おいしかった』と笑顔で言われる瞬間、そこで全てが報われる気持ちになる。うだるような暑さが続く。それでもその先に消費者の笑顔があることを忘れずに、最後の収穫まで部会員一同、頑張っていきたい」

式に参加した児童にスイカが振る舞われました。児童は「おいしい」「果肉がシャリシャリしている。果汁が砂糖のように甘い。地元の誇りだと思う」と笑顔を見せていました。

JA秋田ふるさとは今シーズン、4500トンの出荷を目指します。

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。