20日に投票が行われた参議院選挙で福岡選挙区は、自民党現職の松山政司さん(66)が当選確実となりました。

東京の党本部で参院幹事長として開票状況を見守る松山さんは、自身の当選確実が伝えられると事務所とリモートで結び、支持者たちにあいさつしました。

■あいさつの全文

みなさま本当にありがとうございました。今回の選挙は本当に連日非常な暑さの中で県内の各地で激励をいただき、いろんな形で力強いご支援を賜りました。諸先輩の体制のもとに県内各地で力強いご支援を賜り、心からの感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今回の選挙は全国的にもこれまでにないほどの大変厳しい選挙戦でございました。そんな中にあって、郷土・福岡県のために、また日本国のために、今一度しっかり頑張れとご指示をいただいたこの重みをしっかりと心に刻みまして、全力で頑張ってまいりたいと思っております。この間、訴えさせていただきました中小小規模事業者への物価高に負けない賃上げ、国民生活に寄り添って物価高対策、また少子化対策や子育て支援、社会保障の関係、あるいは重要な農業問題、さらには国土強靱化や安全保障、あるいは憲法改正、こういった様々な重要な課題が山積しているところです。こういったことを一つ一つ前に進めていくために、参議院自民党の責任者としてチャンスを頂いた私は、これまで以上に踏ん張って全力で取り組んでいきたいと決意を新たにしているところでもございます。きょうは留守にいたしまして、党本部からのこのようなことで大変申し訳なく思っておりますけれども、また地元に帰りまして改めて皆さん方にごあいさつに上がらせていただきたいと思っております。今一度、全ての皆様方に力強いご支援に心から感謝を申し上げ、お礼のごあいさつに代えさせていただきます。本当にありがとうございました。頑張ります。

福岡市内の事務所では、松山さん本人に代わり、原口剣生選対本部長が報道陣の代表インタビューに応じました。

■インタビュー一問一答

Q.心境は?
A.今回の選挙は逆風の中、大変な選挙だったと思います。いろんなデマ等々も飛ぶ中で、松山さんが留守の中、この選対を預かる者としては大変厳しい中でありましたが、国会、県議会、市議会そして地域の方々と各代表の団体の方々、そういった方々の総力を挙げて戦えたことがこの勝利につながったと思います。

Q.勝った要因は?
A.皆様方に松山さんの訴えが素直に入ったではないでしょうか。これからの日本、これを支えていく、その中で「令和のコメ問題」もありました。ガソリンの減税の問題もありました。そして社会保障のいろんな問題、それを1つ1つ皆様方に一生懸命訴える中で戦いを進めたと思います。

Q.今までにないような風を感じる中での選挙戦となったと思いますが、どう振り返りますか?
A.私たちが一番見ていたのは、他の政党、新たな政党のものすごい風が吹き荒れた。これが私たちの予想外でしたし、これがどんどんどんどん選挙の終わりにつれて、この激しさを感じたところです。こういったものをどうやって跳ね返すか。それはやっぱり1人1人の方々に訴えていくしかないということがやっぱり国民の方々、県民の方々に受けたのではないでしょうか。

Q.改めてどんなところを大切に今後、党勢拡大を目指していきますか。
A. これは昨年の衆議院選挙から始まったと思います。この中において新たな風も感じましたし、その中で自民党に対しての大変な逆風、これが徐々に大きくなって、私たちは少しでも沈静化するのかなということで思っておりましたが、いろんな発言のミスなどでこういったことがどんどんどんどん大きくなってくる中で、私たちの心配が的中したということはあると思います。

Q.最後にその逆風にこれから打ち勝っていくため、自民党としてどんなところが大事になってくるんでしょうか。
A.党本部を中心として国会の中で正論を言っていく中で、これから政策をどういうふうにやっていくか。日本の舵取りをどうやっていくか、これを明確に国民の方々にやさしくわかりやすく訴えていかないと、国民の方々は許していただけないだろうと思います。

テレビ西日本
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