福岡県の古賀市選挙管理委員会は市内の投票所で女性が母親になりすまして参議院議員選挙の投票をした疑いがあるとして警察に通報したと発表しました。

発表によりますと20日午後3時42分ごろ古賀市の第4投票所、青柳小学校の体育館を訪れた女性が母親の投票所入場整理券を受付係に渡しました。

受付係が名前を読み上げたところ「はい」と返事をしたことから母親本人だと誤認して、受付処理を行ったということです。

女性は選挙区と比例代表の投票用紙を受け取り投票しました。

投票終了後、年齢に違和感を覚えた受付係が庶務係に報告し庶務係が女性に確認したところ母親の娘であることが発覚しました。

この女性は古賀市外の住所地で投票を済ませていたということです。

古賀市選管は公職選挙法違反(詐欺投票)の疑いがあるとして警察に通報しました。

選管は投票された投票用紙について「正しく記載されていれば有効票として扱う」とした上で、「必要に応じて本人確認を徹底するなど再発防止に努め、公平公正な選挙の執行に取り組んでまいります」としています。

テレビ西日本
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