シリア南部で続く、イスラム教の少数派・ドルーズ派と遊牧民・ベドウィンの武装勢力による衝突をめぐり、シリア暫定政府は7月19日、「即時停戦」を宣言しました。
シャラア暫定大統領は演説で、すべての当事者に停戦に従うよう求めた上で、「すべての少数民族と宗派を守る」と強調しました。
治安維持のため、暫定政府の部隊を現地に派遣したことも明らかにしました。
一方、シリア人権監視団によりますと、現地では衝突が激化していて、停電や食料不足に加え、略奪なども相次いでいるということです。
これまでに940人が死亡していて、停戦宣言が事態の沈静化につながるかは不透明です。