きょう午前、兵庫県の神戸刑務所で、収容中の60代男性受刑者が死亡していたことが分かりました
午前10時34分ごろ神戸刑務所の病棟で、職員が定期巡回を行っていたところ、単独室に収容中の60代男性受刑者に呼吸している様子が見られず、声をかけても反応がなかったということです。
職員らは、直ちに救急車を手配し受刑者を病院へ搬送しましたが、午前11時21分ごろ、受刑者の死亡が確認されたということです。
神戸刑務所の発表によりますと、この男性受刑者は持病として循環器系と精神の疾患があり、刑務所内で投薬治療を受けていました。神戸刑務所には現在およそ1100人が収容されており、病棟の収容者は全体の1割弱にあたります。
現時点での死因は不明で今後、司法解剖が行われる予定です。
神戸刑務所の二階堂亮治所長は「当所の対応は適切であったと認識しています。今後とも被収容者の健康管理に万全を期すとともに、適切な医療の実施に努めてまいります」とコメントしています。