呉市は、参議院選挙の期日前投票に訪れた高齢男性が、別の女性に交付された投票用紙に強引に記入し不正に投票を行った疑いがあると発表しました。
呉市選挙管理委員会によりますと、18日午後3時ごろ呉市役所に設けられた期日前投票所に、高齢の男性と車いすに乗った高齢女性が訪れ期日前投票を行いました。
その際、男性が女性の投票に干渉する様子だったことから、その場にいた管理者が注意。女性は字が書けなかったことから代理投票を提案したものの、男性が強引に女性の投票用紙に候補者名を記入し、投票しました。
投じられた票を特定することは不可能で、投票は有効となる見込みです。
呉市選挙管理委員会は、この行為が公職選挙法違反に該当するおそれがあるとして警察へ通報。また会場の管理者に対して、注意喚起を行ったとしています。